ようこそ!PALへ
この度、2017年(平成29年)6月23日(金)~24日(土)の2日間、パシフィコ横浜にて第22回日本緩和医療学会学術大会を開催させて頂くにあたり、当学会では、初めて患者アドボケイト・ラウンジを設置させて頂くことになりました。
緩和医療・緩和ケアは、患者さんやご家族に伴走し、病気にかかったことで感じる苦痛を取り除きながら、生きていくことを共に考え支援するケアです。そのために、日頃の疑問を解決したり、話し合ったり、新たな知識や技術を得て、また、明日に活かしていくことができるよう学ぶ場として、学術大会が年に1回開催されています。第22回大会では、患者さんやご家族、ご遺族の方々にも入っていただき、多様化した社会や人との葛藤を乗り越えていく対話の場として位置づけていきたいと思っています。
メインテーマ | ; | 「集い対話する」 |
サブテーマ | ; | 「~疾病と共に健やかさを生きるために」 「~社会の中で活きる医療となるために」 |
私達医療者にとっては、2017年6月はがん対策推進基本計画が第3期の新たなスタートを切る節目の月にあたります。がん罹患状況や社会・福祉など環境の変化、高齢化によるがん多死時代の到来、非がん疾患に果たす役割、社会への啓発活動と現実とのギャップといった課題を目の前にしています。その問題に取り組んでいくために、様々なセッションを準備しました。
北海道、東北、関東甲信越、東海北陸、近畿、中国四国、九州沖縄に分けた地域別シンポジウム、他学会との合同シンポジウム、これからのがん対策や子ども達へのサポートに関するシンポジウムや一部公募を取り入れた口説、ポスターセッション、実践的なワークショップも設置しています。一部中に入ることができないプログラムはありますが、PALオリエンテーションを受けて頂くことで、できるかぎり参加できるようにいたしました。
科学的な医療から患者さんの語りに注目した医療まで、幅広いことが緩和ケアの特徴でもあります。次の大会までの1年間、それぞれの立場で健康や福祉に寄与し続けていけるよう「対話の場」を、「もてなしの場」として、現在、鋭意準備に取り組んでいます。
この学術大会が緩和ケアを必要としているすべての方に届けられていくことを祈りつつ、皆様と2017年6月横浜でお目にかかれる日を心から楽しみにしています。
第22回日本緩和医療学会学術大会
大会長 有賀悦子
帝京大学医学部緩和医療学講座 教授・診療科長
第22回日本緩和医療学会学術大会PALワーキンググループ
募集要項
タイプB:2017.1.5 [THU] 10:00~ 4.21 [ FRI ] 17:00 4.28 [FRI] 17:00まで延長しました
日時 | 2017年6月23日(金)~6月24日(土) |
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会場 | パシフィコ横浜 |
大会長 | 有賀悦子(帝京大学医学部緩和医療学講座教授・診療科長) |
テーマ | 集い対話する 疾病と共に健やかさを生きるために・社会の中で活きる医療となるために |
2017年は国の第3期がん対策推進基本計画が開始される節目の年であり、さらに、がん罹患状況や社会・福祉など環境の変化、高齢化によるがん多死時代の到来、非がん疾患に果たす役割、社会への啓発活動と現実とのギャップなどの状況があることを踏まえ、緩和医療に関わる医療者のみならず、緩和医療に関心のある患者、家族、市民の皆様にも学術大会に参加していただくことで、緩和医療をより良いものとしていくことを目指し、2017年の学術大会より新たに患者アドボケイト・ラウンジ(PAL:患者家族参画プログラム)を開始することとしました。
学術大会の内容は、医療者などの学会員を対象とした高度かつ専門的なものであり、研究段階のものも含まれます。また、緩和医療は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PALに参加いただく際には、緩和医療学会とその学術大会の意味をご理解いただくとともに、この募集要項をよく読んだ上でご参加いただきますよう、お願い申し上げます。
- 患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人が、内外の緩和医療に関する知識と最新の情報を得ていただくこと。
- 学術大会への参加で得られた知識や情報をもとに学術大会参加者との対話を深め、緩和医療の普及・啓発・向上と患者・家族・遺族を支援する活動に活かしていただくこと。
- 参加者は、第22回日本緩和医療学会学術大会(2017年6月23日~6月24日、パシフィコ横浜)に参加費3,000円で参加できます(23日または24日のいずれか1日の参加も可能です)。
- 参加者は、第22回日本緩和医療学会学術大会におけるセッションの聴講と、ポスター会場におけるポスターの閲覧ができます(企業等がスポンサーとなって開催されるセミナーや展示等を除く)。
- 参加者は、PALのプログラム集が配布されます。(医療者用プログラム集は、企業広告が掲載されているため、 原則として販売いたしません)
- PAL参加者を対象としたランチョンセミナーにて軽食が提供されます。
- がんや緩和医療に関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人であること。
- PALの目的を理解し、募集要項の内容と日本緩和医療学会からの指示を遵守すること。
- PALへの参加にあたり、PALポスター会場にてポスターセッション発表(事前にポスターに関する抄録を提出することを含む)を行うこと(「タイプA」参加者のみ)。
- 学術大会期間中に、「PALオリエンテーション」「PALランチョンセミナー」「あらかじめ指定されたプログラムなど」に出席すること。
- PALへの参加後に、学術大会で得られた知識や情報をもとに、緩和医療の普及と啓発、緩和医療や患者・家族への支援を向上させるための活動を行い、そのフィードバックに関する書類を提出すること。
- 特定の治療法、代替療法、健康食品等を推奨する団体の運営者または個人でないこと。
- 特定の政治団体、宗教団体を支持する団体の運営者または個人でないこと。
(※)医師・歯科医師・医療関係者・企業・メディカルスタッフ(看護師・薬剤師・放射線技師・臨床工学技士・理学療法士・作業療法士等の医師以外の医療従事者)でPALに応募される場合は、「がんや緩和医療に関わる疾患の患者・家族・遺族を支援する団体運営者または個人」としての立場での参加になります。PALに参加する場合、PAL募集要項に記載された内容に基づき、「企業等がスポンサーとなって開催されるセミナー」「展示場で企業等がスポンサーとなって展示されるブース」「一部指定されたプログラム」への参加や立ち入りが制限されるなど、PAL参加者のルールを遵守していただくことをご承知おきください。
- 「タイプA」参加者
* 参加費:3,000円* 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすとともに、PALポスター会場にてポスターセッション発表(事前にポスターに関する抄録を提出することを含む)を行うこと。* 応募方法:下部にリンクしている申し込みフォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。活動歴や企画案を300文字以上500文字以内でご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。* 抄録募集カテゴリー:以下の8つからお選び下さい。緩和ケア 市民啓発 患者教育 ピアサポート 就労支援 相談支援 医療情報の提供 臨床試験 * 文字数:全角600文字以内でご作成ください。
抄録提出用フォーマットは、オンライン事前参加登録システムからダウンロードし、ご記入の上、2/15(水)2/27(月)17時までに までお送り下さい。* PALポスターセッションの選考は、第22回日本緩和医療学会学術大会組織員会の査読委員により実施されます。2017年3月上旬を目途として、日本緩和医療学会事務局よりご連絡いたします。 - 「タイプB」参加者
* 参加費:3,000円* 参加にあたっての条件:PALへの応募資格を満たすこと(ポスターセッション発表は必要ありません)* 応募方法:下部にリンクしている申し込みフォームに必要事項を記入の上、オンラインでお申し込みください。活動歴や企画案を300文字以上500文字以内でご記入いただきます。その他必須項目にもご入力ください。* タイプBで参加される方の選考結果は5月中旬頃お知らせいたします。 - 募集人員
「タイプA」「タイプB」合計で165名程度
- PAL参加者を対象として開催される「PALオリエンテーション」に必ず出席してください。「PALオリエンテーション」は、学術大会開催中に複数回行います。
- PAL参加者を対象として開催される「PALランチョンセミナー」について、学術大会に参加している日には、必ず出席してください。
セミナーのテーマは、6月23日(金)「緩和ケア全体を扱うテーマ」、6月24日(土)「緩和ケアに関わる意思決定プロセス」を予定しています。どちらも昼の時間帯です。 - PAL参加者は、学術大会におけるセッションを聴講できますが、以下の事項について遵守いただくことをご承知おきください。
- 主催者や座長の許可がない限り、原則セッションでの発言や質問は禁止されています。
- 企業等がスポンサーとなって開催されるランチョンセミナーには参加できません。
- 企業等がスポンサーとなって展示されるブースには立ち入りできません。
- セッションやプログラムの一部については、参加できないものがあります。「PALオリエンテーション」および学術集会当日の掲示等の指示に従ってください。
- セッションやポスターについて、写真撮影や録画、録音は禁止されています。
- SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)等での発信を含め、参加者および学術大会関係者の個別の発表や発言について発信する場合には、学術大会の取材規定に従ってください。
- その他、「PALオリエンテーション」および学術大会当日の掲示等の指示に従ってください。
- PALは、緩和医療の普及と啓発、緩和医療や患者・家族への支援を向上させるための活動に活かしていただくことを目的としています。参加者個人が、自身や家族の治療のために特定の内容を学ぶことや、医療者に助言やセカンドオピニオンを求めることを目的としてはいないことをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
- 緩和医療は患者の身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアル)な痛み、生と死に関わる医療であることから、学術大会で発表される内容の中には、患者や一般の方にとっては時に辛く感じられる可能性がある内容が含まれます。PAL参加者が、自身の経験などと重ねあわせて考えることにより、精神的な負担を感じる可能性があることをご理解いただいたうえで、ご参加ください。
- 緩和医療はその研究において、個々の患者さんの詳しい病状や経過、気持ちや背景などを対象とする場合があります。学術大会での発表にあたり、氏名などの個人情報は保護されていますが、個々の患者さんのプライバシーに関わる内容が含まれる可能性があります。学術大会で発表された個々の患者さんのプライバシーに関わる内容について、PAL参加者はその内容を公表しないようご注意ください。
- 応募多数の場合、参加は選考委員会による選考が行われます。選考委員会メンバーは、第22回日本緩和医療学会学術大会組織委員会PALワーキンググループが指名します。
- 選考にあたっては、募集要項の「応募資格」を満たしていることを条件として、オンラインで登録された内容をもとに、選考を行います。
- オンラインで登録された内容や個人情報は、PAL参加選考及び日本緩和医療学会からの連絡にのみ使用いたします。
- 選考について、PALワーキンググループへのお問い合わせはご遠慮ください。
患者側代表:天野慎介(グループ・ネクサス・ジャパン/全国がん患者団体連合会)
大会側担当:渡邊清高(帝京大学医学部)
患者側担当:桜井なおみ(一般社団法人CSRプロジェクト)
患者側担当:野田真由美(NPO法人支えあう会「α」)
応募期間 | タイプA (ポスター発表あり) |
1/5(木)10時~ 2/15(水)2/27(月)17時まで |
オンラインで参加登録をしてください。また提出用抄録フォーマットをダウンロード、記入の上、事務局(
)まで提出してください。 ※登録内容の修正は4/21まで可能です。(※1) |
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タイプB (ポスター発表なし) |
1/5(木)10時~ 4/21(金)17時まで |
オンラインで参加登録をしてください。 ※登録内容の修正は4/21まで可能です。 |
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選考結果通知 | タイプA (ポスター発表あり) |
3月中旬頃 | 抄録の査読を2月中に行います。選考結果は3月中旬頃にお知らせします。 |
タイプB (ポスター発表なし) |
5月中旬頃 | 活動歴や企画案など申し込まれた内容を元に選考を行い、5月中旬頃に選考結果をお知らせします。 | |
学術大会当日 | 2017年6月23日(金)、24日(土) | 受付にて、参加費3000円と引き換えに参加証とネームホルダーをお渡しします。 参加にあたっての注意事項をよくお読みになって、大会にご参加ください。 |